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スペインのワーキングホリデー経験者【インタビュー記事】「帰りたいさんの場合」〜費用・仕事などの現状〜

 

ワーキングホリデー経験者インタビュー記事

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スペインワーキングホリデー・インタビュー記事

2017年から始まったスペイン・ワーキングホリデー

3年たった今ではワーキングホリデーを利用してスペインに来る人が増えつつあります。

 

しかしながら、ワーキングホリデーの準備・必要書類・ワーホリ前の下準備情報はあるものの、

ワーホリ中の状況や、ワーホリ後の声・情報などが少ないと感じ実際にワーキングホリデーをしている人数名にインタビュー・記事を書いていただきました。

 

中には悪いことやいいことなど、事細かに書いていただいていますので、

これからワーキングホリデーを検討している人には素晴らしい内容になっています。

 

 

実際の生の声ですので、

  • 今後ワーキングホリデーを検討している方、
  • ワーホリってどーなんだろうと気になっている方。

そんな方におすすめ記事となっております。

留学エージェントなどでは聞けないいい部分・悪い部分をワーホリ経験者の生の声でどうぞ

 

ワーキングホリデー・インタビュー記事「帰りたいさん」

今回書いていただいたかたは「帰りたいさん」

ツイッター上で交流がある私のフォロワーさんの一人である。

このかたは仕事をやめスペインのセビージャへフラメンコを学びにいらっしゃった方である。

実際に面識はないが、南スペイン在住の他のフォロワーさんと交流が深く、北スペインツイッター界隈ではよく帰りたいさんの褒め言葉を耳にする。

そんな帰りたいさんがワーキングホリデーの経験者の記事を書いてくれるというから驚きを隠しきれなかったのは秘密。

 

事細かに

  • ワーキングホリデーの実情から費用
  • ワーキングホリデーの過ごし方
  • 彼女の現状の苦悩している状況

など書いていただいているので、文面からも彼女の丁寧さが溢れ出ており、

これからワーキングホリデーを検討したい方には必見の情報となっています。

⬇︎以下帰りたいさん執筆

 

・セビージャに来た理由

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セビージャにてワーキングホリデー中の帰りたいです。

私は2014年に大学を休学して1年間セビージャに語学留学をしました。

当時から日本とスペインがワーキングホリデーを始めるらしいという噂があり、制度ができるのを楽しみにしていました。

2017年にワーキングホリデー制度が締結されてから、本格的に貯金を始め、2018年いっぱいで仕事を辞めて、2019年2月に実際にワーキングホリデービザでセビージャに戻ってきました。

今回もセビージャを選んだのは、

留学した時にできた友達にまた会いたかったのと、フラメンコに挑戦してみたかったからです。

 

・ワーキングメインのつもりが結果的にホリデーメインになりました

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仕事はもちろんできればしたいけど、失業率の高いスペインで仕事ができるとは限らないと思い、余裕を持って貯金したつもりでいました。

 

でも、予想外に出費がかさんで日本を出国する頃には仕事を頑張らないと丸1年間はいられないだろうぐらいにまで貯金が減ってしまいました。

 

とはいえ、出発前にインターネットでセビージャの日本食レストランの求人を見つけていたので、働けるだろうなと軽く考えていたりもしました。

今思えばどうして求人情報を1件見つけただけで行けると思ったのだろうか……。

セビージャに来て8ヶ月が経ちますが、安定した職には一度も就けていません。

お金を稼ぎたいし仕事の経験もしてみたいという気持ちは今もありますが、帰国まで3ヶ月を切ってしまったので、仕事は諦めて節約しつつのんびり自由な生活を満喫してます。

 

・セビージャで仕事を見つけるにはまず友達を増やすべし

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セビージャはマドリードやバルセロナに比べると求人情報を見つけにくい印象があります。

例えば、スペインでの日本人向けの求人をよく発信しているFacebookページ「エスハポン広場」

www.esjapon.com

これはマドリード・バルセロナ在住者向けの情報は結構流れてきますが、セビージャ在住者向けの情報はほとんど流れてきません。

セビージャではそういったネットの求人情報を頼るより友達や知り合いのコネを使った方が仕事の話にたどり着きやすいと思います。

とにかく、まずは友達を増やして仕事を探していることをアピールするのが求人情報への近道です。

 

実際、私が今まで面接した飲食店は、全て知り合いからの紹介でした。

それと、SNSなどでスペイン在住の日本人とつながりを持つのはかなり有効だと思います。

SNSを使っている日本人は情報発信が上手だし、日本人にとって有益な情報をたくさん持っています。

「友達が働き手を探しているらしいけど自分は学生ビザなので働けません」とか、私達にとってはお宝のような求人情報を知っている人もいます。

私も以前、マドリードに住む知り合いに

「マドリードで働ける人を探してるから知ってる人いたら教えて」と言われてツイッターで呼びかけたことがあります。

(セビージャだったらよかったのに!)

ツイッターやインスタグラムを上手に使って情報を収集しましょう。

 

人脈を作ることも大切ですが、いざ仕事の話が来た時のために、

履歴書の用意をしておくことも大事です。

これはスペインに来る前にもできるので、時間がある人は作っておくといいと思います。

できればネイティブにチェックしてもらいましょう。顔写真も撮ってデータで持っておくと履歴書を書き直す時に便利です。

お手頃な値段で写真をデータでくれる写真屋さんをセビージャで見つけるのは意外と大変でした。

 

まとめ

  1. SNSを有効活用しましょう
  2. 履歴書を前もって用意しておく
  3. 顔写真データを用意しておく
・飲食店の面接に落ちまくった私なりの分析

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当たり前ですが、求人情報を出してるからといって必ずしも採用されるとは限りません。

というのも、私は日本食レストラン6件、スペインバル2件を受けて、どこにも採用してもらえなかったのです。

 

ダメだった理由は、

日本食レストランに関しては、人手が足りていたから。

スペインバルに関しては、英語が堪能でなかったことと、ホールスタッフの経験がないからでした。

 

スペインバル不採用の経験から、採用されやすいであろう人物像を分析してみました。

結論から言うと、

スペイン語力、英語力、ホールスタッフの経験、滞在日数の多さです。

 

私が面接を受けた2~3月は、セマナ・サンタとフェリアの外国人観光客需要に向けて一時的に人手を厚くしたかったようで、とにかくバリバリ働ける即戦力が必要という感じでした。

もし、飲食店でアルバイトをすることを考えるなら、

短期のアルバイトでもいいので日本でホールスタッフとして働いておくといいと思います。

 

ちなみに私はキッチンスタッフとしてなら働いたことがあったのですが、はっきり言ってこの経験は全然役に立ちませんでした。

「シェフになりたい!みたいな強い志があるならともかく、

「ワーホリで軽くバイトしたいな」ぐらいの考えの人はホールの経験の方が圧倒的に就職に有利です。

それから、飲食店は長期で働いてほしいというところが多いので、働こうと思っている人はビザの残り日数が多いうちに仕事に就いた方がいいです。

 

まとめ

  1. レストラン・ホールスタッフの経験があるといい
  2. 残り滞在日数が多いほど仕事を見つけやすい

 

・結局は運やタイミング

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今まで私がやった仕事は、文字起こし、ウェディング系の会社の前撮りのアシスタント、友達の長期不在時の猫の世話など単発のものだけです。

やっぱりどれも友達からの紹介でした。

 

他にも航空会社の日本人の電話対応や語学学校のスタッフなども紹介されましたが、

電話対応は日本時間で働かなければならない、語学学校のスタッフは英語が必須な上に帰国まで時間が迫っていたのでお断りしました。

 

いろいろ書きましたが、仕事を得るのに大事なのは行動力、情報の拡散力・収集力、そして最後はタイミングや運だと思います。

 

蛇足ではありますが、2017年にワーホリで思ったより簡単に仕事を得たという友人は、今年セビージャに帰ってきたけど、前のように仕事が見つからなくて困っている様子…。

2019年のセビージャは仕事が少なかった年なのかもしれないですね。

 

・スペインワーホリでの生活費について

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仕事無し、語学学校無し、フラメンコ教室少し、服は一切買わない、旅行もほぼしない等、結構切り詰めている私の場合です。

イベントや怪我などがない時の、最低限で且つスペインの生活に慣れてきた頃の計算になります。

 

  • 家賃(ルームシェア、光熱費含む):325ユーロ
  • フラメンコクラス(週5時間~15時間):210~300ユーロ
  • スーパー(主に食材):80~100ユーロ
  • 外食(友達とのご飯・カフェ):65~90ユーロ
  • 携帯(プリペイドSIM):15ユーロ
  • 日用品:20ユーロ
  • 娯楽等(映画・フラメンコショーなど):20~30ユーロ
  • 合計:735~865ユーロ 日本円で91,250円~108,125円 (※1ユーロ=125円)

 

物価は日本に比べてやや安いです。スーパーの食材はかなり安いですが、外食は高く感じることがあります。バルでの食事は量が少ないので、外でお腹いっぱい食べようとすると1食で20~30ユーロすることもあります。

 

 

上記の生活費を単純計算すると、1年間で130万円ぐらいになりますが、意外とお金がかかって困ったのが出発前の準備中でした。

航空券の他に、旅行保険が12ヶ月分で25万円、日本から送った荷物が1.3万円、日本で入ってる生命保険と個人年金の月々の引落としを一括で払ったのでこれが27万円、スペインに着いてから日本で請求された住民税が15万円。

 

また、予想外にお金がかかる可能性といえば、携帯が壊れたり盗まれたりして買うことになったり、日本から送った荷物に税を課せられたりした場合です。

 

荷物は紛失してしまったり、日本に戻ってしまったりする人もいて、そういった場合は服などをこちらで調達しないといけないので、トラブルは少し大げさに想定しておいた方がいいです。

とにかくあらゆる可能性を考えるとお金は多いに越したことはない!

 

これらを総合的に考慮するとスペイン滞在中全く稼ぎがない人は

1年間いるなら200万円ぐらいの貯金は必要だと思います。

 

とはいっても

語学留学に比べてかなり安く済むのがワーホリの良いところですね。ちなみに私の貯金は200万円に達さなかった上に、今までの単発の仕事では合計15万円ぐらいしか稼いでないのでとてもギリギリです。

お金が使えないので何もできず、ぼーっとするだけの日とかもあります。

 

まとめ

  1. 生活費月10万前後は必要
  2. 総額費用は200万が目安

 

・保険・病院について

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前述しましたが、日本の保険会社の旅行保険を1年間かけています。

社会保障番号をもらうと保険証がゲットできます。

(それまでの道のりが大変だったりするけど…)

今のところ1回も病院に行ってませんが、病院に行った後の薬代はスペイン人と同じように少し安くなるそうです。

高い保険料を払ったのに旅行保険が実質全く役に立っていなくて、今となっては帰りの飛行機のロストバゲージのためだけにあるようなもんです。何かもっと節約できる方法もあったんだろうなぁ……。

 

・ワーホリ仲間との交流

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セビージャにはワーホリビザの人たちのコミュニティは今のところ特にありませんが、セビージャ在住の日本人のコミュニティで「Asociación Cultural Frusato」というものがあります。月に1度街頭でコーラスをして集まったお金を日本の災害の被災地に送るという活動をしています。

私はこのコーラスに参加して、たくさんの日本人やワーホリの人たちと知り合いました。

 

ワーホリの人たちとは、働いている飲食店の給料や営業時間の話、閑散期はシフトが減らされて困った話、また住民登録、社会保障の申請方法など教えてもらいました。

 

・セビージャのワーホリ生活

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マドリードに比べてワーホリ人口も仕事も少ないセビージャではありますが、セビージャに来る人の多くは他になんらかの目的があるように思います。

また、始まって3年目のワーホリですが、セビージャでは未だにワーホリビザの存在がそこまで認知されていないように思えるし、手続きも円滑に進まないことが多かったです。

ただ、どんなに完璧に用意しても思い通りにいかないのがセビージャ。

きっちりやるよりゆるーく臨機応変に、そして心に余裕を持って暮らすことが私にとってのセビージャ生活の醍醐味です。

セビージャでのワーホリはがっつり稼ぐことを考えるよりかは、セビージャの魅力を楽しみながらゆっくり過ごすことをおすすめします。

 

今回の記事はいかがでしたか

事細かにワーキングホリデーの実情を書いていただきました。

そんな帰りたいさんのツイッターはこちら 

帰りたい (@luna_bow) | Twitter

ブログもやってらっしゃるので、そちらも参考にしてみてください。

La vida de Sevilla

 

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